魔王「この我のものとなれ、勇者よ」勇者「断る!」単語録

※このページ内の紹介文には初見、途中読みの方にとって
先の展開のネタバレを含む要素が多々あります。ご注意ください。

中央大陸国家

聖王国を中心に主だった国は全て光の精霊の信仰をしている。
20年前まで領土戦争もしていた国同士が魔族の侵攻という前に、一つの宗教を中心に結託している連合国家
大陸中央国家の派閥から外れ破門された場合、商取引も事実上停止してしまう為
この世界において発言力は絶大である。

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南部諸王国

冬の国、鉄の国、氷の国、白夜の国の四つの国からなる呼称
魔族との戦いの最前線に位置している国々であり中央大陸の盾とも呼ばれている。

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教会

光の精霊を信仰している。
内部ではいろんな派閥があり。その派閥が『修道会』という
形で表に出てきている。様々な『修道会』が入り乱れているのが現状
信徒は推定9500万人

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湖畔修道会

修道会の中でも実利的、かつ穏健派
農民の生活援護みたいな事を主な活動にしている。
労働力の提供、ブドウ栽培の指導、戸籍の補完、病院も運営している。
後に南部三カ国通商同盟によって中央聖光教会と対なるもう一つの教会とされた。

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冬越の村

南部諸王国辺境部での典型的な開拓村。
複合的な大規模農業を中心に小作農や職人たちが緩やかな村を形成している
新年を迎える日を挟んで四日間に催される年越祭は村人たちのとって最大のイベントである。
魔王と勇者が居住する村はずれの古い館、湖畔修道会によって建設された修道院がある。

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同盟

正式名称『南部独立都市および自由商人による経済同盟』
50年ほど前に南部諸王国中心の街にうまれた団体。
交易商人による団体で、団体構成員の交易特権を守るために生まれたのが発祥の契機
商業範囲は、南部を中心にして中央大陸全土に及ぶ。
主要な都市に『同盟』の出張機関がない場所はなく、
『同盟』の支店がある場所こそがすなわち主要都市とされる
同盟の総資産は天文学的な規模で魔王曰く、
「少なく見積もっても、南部諸王国全部を5回売り買いしてもおつりが来る」

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馬鈴薯

魔界の食べ物
美味で栄養価の高い食物
寒冷地でも耕作可能な農作物で、単位面積あたりの収穫量は小麦の三倍
魔王による南方寒冷地の食糧事情の改善第一弾の食物でもある

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玉蜀黍

水が少ない大地でも順調な生育が望むことが出来る。
発芽の温度として30度が必要。
油分の多いこの食物、油を取り出すことが可能で食用外への利用も幅広い。

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開門都市

人口は約三万二千。
魔族があがめる片目の神の聖地と位置づけられており、下級魔族は入れない神殿がある。
聖鍵遠征軍が占領していた際は四方の砦を構え、魔族から防衛していた。
その後聖鍵遠征軍が撤退すると唯一の魔族と人間が共存する交流都市と変貌する。
中立地帯として魔王にも承認され、自治都市として都市議会が統治を行っている。
議会のメンバーの1/3は人間で、議長は人間の元軍人が務めている。
郊外に夜になると虹が降る、虹降りしきる丘がある。

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聖鍵遠征軍

中央大陸危機会議決議によって結成された遠征軍
目的は邪悪なる魔族を殲滅しこの戦争を終結させること
15年の間に2度行われた。
一度めは南の極点にある魔界門から魔界へと侵攻して
魔族の重要都市二つを破壊、魔王の都まで迫りまったが魔王の
補給線破壊行為により撤退を余儀なくされた。
二度目は二年の歳月を準備期間とし、魔界の開門都市を陥落させた。

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修道学院

魔王が冬越しの村に設立させた学舎。
学科の講師が魔王、剣術や体術の講師が勇者と女騎士となっている。
主な生徒は3子弟とメイド姉妹で、特に3子弟はここでの教えを色濃く受け継ぎ各地で活躍している。

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農奴

奴隷とは違い、個人財産が認められている。
家や農機具の所持の他、家族と一緒に暮らすことも出来る。
その一方で、職業選択や移動の自由はない。
主に荘園、地主の農地で、農作業を行なうための
労働力として、選択の自由無く働かされる存在となっているのが実情。
現在三カ国通商同盟の国々を中心に農奴の開放が進んでいる。

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魔界

魔王を頭領とする魔族国家郡の本拠の総称。
当初、魔族が住む人間界とは別次元の世界かと思われていたが
人間界の南極海付近のゲートを出入り口とする斥力光球に照らされた地下世界であり
同じ一つの世界だということが判明した。

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幻術の指輪

魔王が知り合いの地妖精に作らせたアイテム。
姿変えの幻術が仕込んであり、使用すると魔王の姿になれるが声や仕草までは真似できない。
魔王が留守の場合、これを使用して替え玉となる。

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外なる図書館

正式名、瀬良の図書館。
数千数億の世界の記録が貯蔵されている。
魔王一族の故郷にして本拠でもある。
魔族に伝わる言い伝えで「魔界の果て、時の砂の滝が落ちる滝壺に一つの古いベンチがあり、
そのベンチに座った旅人は星の最果て、瀬良の図書館へ行くことが出来る」と云われている。

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魔王の鎧

先々代の剣の魔王が使ってたという、黒玉鋼の鎧兜。魔王の紋章が刻印されている。
魔王の許し無くば触れることも出来ない、魔界の宝の一つに数えられている。
現在は勇者が魔界で行動をする際に装備し、黒騎士を名乗る。

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改良羅針盤

発明した二軸のシャフトと、大きなガラス球で内部の羅針盤を水平に保つ仕組みの羅針盤。
水平な場所でしか使用できないそれまでの羅針盤に対し、どんな不安定な場所でも使用できるのが特徴。
魔王が同盟との取引材料の先駆けとして、青年商人の元に提供した。

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水晶農園

冬越しの村に建設された屋内農園場。
建物全て暖房し、暖かい地方の植物の栽培実験も可能とする。
修道会が建設費を負担しており一時その財政を圧迫した。

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ゲート

人間が住む地上世界と魔族が住む地下世界とを繋ぐ扉。
魔力や法力により制御されていたが勇者に破壊されて大空洞となった。
現在その跡地には互いの世界を繋ぐ橋の建設が始まっている。

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ごきげん殺人事件

女魔法使いが執筆しているシリーズ小説。現在6巻までが刊行されている。
意味はまったくわからないが面白く読み終わってもあらすじを解説できない。
これを読む時は勇者と魔王の殆ど唯一といっていいデートタイムでもある

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加鼓亜

魔王が実験している植物の一つ。
お茶として飲むと甘い。

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ブラックパウダー

魔王が完成させた硝石と黒色火薬。
密かに冶金師への依頼も行い、研究も進めていた。

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冥府殿

歴代魔王の魂を封印している墓であり魔王しか入れない玄室。
ここに入ることにより歴代魔王様達の能力全てが順次継承され戦闘能力は増大する。
しかし長時間入っているだけ、歴代魔王の残留思念に意識も身体も汚染される。
勇者が扉を破った際に残留思念の止揚結界も破壊され、使用不可能となった。

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まおー荘

魔王城東館を改修した高級古城民宿。
連隊規模の入浴にも堪える大浴場露天風呂を備える。

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片目の神様

魔族があがめる竜族の神様。
賢くて、強く槍を持った魔王のような存在。
「カラス」という伝令をする使い魔(?)も一緒に崇められている。
『記憶』と『思惟』の二つが存在

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冬の国

南海の槍武王の子孫を王として統治している南部諸王国の一つ。
他の南部諸王国と並び、気候も厳しく充分な食料も取れなかった最下層の国だったが、
統治下の冬越しの村による農業改善や発明等で徐々に持ち直していく。
その急激な経済成長を恐れた中央大陸国家がその祖師たる魔王を捕らえようとする事件が勃発。
その事件を機に教会から離反し中央大陸と対立する。
鉄の国、氷の国とともに三カ国通商同盟を結成、
その後南部連合と名前を改めそのリーダー的国家となる。

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鉄の国

鉄腕王が統治する南部諸王国の一つ。
機械の生産を主とし、首都には数多くの工房が並ぶ。
氷の国で製造した紙に活字を印刷する工房がある。
通常の人間による軍隊に加えて無敵鉄鋼からくり部隊という機械兵部隊がある。
“軍人は戦争の時しか仕事していないので平時は行政の仕事をすべし”というのが鉄の国のモットー
南部連合同盟の一角。

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氷の国

氷雪の女王を当主として統治している南部諸王国の一つ。
詩人のふるさとと呼ばれており、吟遊詩人を多く輩出する芸術の発祥地として有名。
魔王が発案した紙を製造する工場がある。
南部連合同盟の一角。

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百夜の国

百夜王が統治する南部諸王国の一つ。
冬の国をはじめ、他の南部諸王国と袂を分かしてから政情不安定になっている。
足りないものを略奪しようと鉄の国に奇襲侵攻するも、敗戦。
その後も蒼魔族タカ派の奇襲や光の聖王国軍による占領により
それまでの内政機関は完全に崩壊した。

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忽鄰塔

魔族の族長が集まり重要事項を決定する大会議。
九つの大氏族と魔王が参加する。
一人の魔王の治世の中でも2回も開けば多い方。
他の氏族とふれあう機会である、というのも大きな役割を担う。

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竜族

九大氏族のひとつに数えられる氏族。現在の長は火竜大公。
大多数が山岳部に居住し、あまり他の魔族とも関わらない孤高の種族。
また、竜族の限られた血筋の才能有るものは竜の姿と人の姿を行き来することが出来る。
居住する山には鉱山物資が眠っていて魔界では少ない純度の高い鋼が採掘出来る。

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人魔族

九大氏族のひとつに数えられる氏族。魔界でもっとも数の多い魔族。
姿形は人間族に似ている為ちょっとした変装で人間社会で暮らすことが可能。
混交や、他の種族からの流入も多く生粋の人魔族は、紋様族や秘眼族などがいる。
数が多いが故、内部での意見調整が難しく保守的で堅実な氏族。

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巨人族

九大氏族のひとつに数えられる氏族。
身長は人間の3倍程度から倍程度の者が多く、性格は素朴で素直。
先祖が地上世界に出たことがありその際に人間から迫害を受けたことから
人間には良い感情を持っていない。

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獣人族

九大氏族のひとつに数えられる氏族。銀虎公を族長としている。
女性蔑視が強く、獣の身体の一部を身体の特徴として持っている。
都市などには居住せず山野に城塞などを作り、そこに住むことが多い。
領土欲、縄張り意識が強く、獣人族一人当たりの領土は数km四方の“狩り場”を要求している。
戦士としての誇りが強い一族であり、暗殺などの卑劣な行為を最も嫌う。

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鬼呼族

九大氏族のひとつに数えられる氏族。
外観的に角を持っているのが特徴。
魔族の中でも器用な氏族で様々な法力を使いこなすことが出来る。
魔族にもあまり興味を抱いていないせいか、あまり発言力は強くない。
お酒の酒造と米の栽培が有名。

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妖精族

九大氏族のひとつに数えられる氏族。
元来は森に住む小さな魔族の総称だったが、時を経るごとにだんだんと融和し、
今では妖精女王の治める宮殿を中心に協力して暮らしを営んでいる。
姿形に美しい者が多いく、魔力こそそこそこ有るが戦闘能力が低いのが特徴。
聖鍵遠征軍からの被害にも遭っていないので人間には悪い感情は抱いていない。

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機怪族

九大氏族のひとつに数えられる氏族。
からくりと魔力機関を育てていて、時に技術者を輩出することでも有名。
研究欲が強く希少土類と金属資源を要求している。
見た目は機械仕掛けの鎧みたいな外観で
内部はクリーム色とピンクの果肉状のもので覆われており
中から魔力伝達糸と圧力シリンダで動かしている。
九大氏族の前身である八大氏族に参入したのは6代前という
魔界の歴史の中では割と新しい氏族。

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蒼魔族

九大氏族のひとつに数えられる氏族。
蒼い肌をもつ魔神の末裔たる魔族。
魔界四氏族の一つにして、勢力も強い一族。
小型の者から大型の者まで、様々な亜種族を含み、総じて魔力、戦闘能力に秀でている。
歴代魔王のうち4名の魔王を輩出している。

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衛門族

九大氏族のひとつに数えられる氏族。
東の砦将を族長とし本拠の開門都市に四万八千の人口を要する。
竜族と鬼呼族の推挙を受け九大氏族への参入を果たす。

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マスケット

魔力のないものでも中級炎弾を生み出す機械。
ブラックパウダーを推進力に変えて鉄の弾丸で敵を討つ。
奴隷であっても二週間程度の訓練で戦線へ投入できる。

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